「本当に使えるシステム」でなければ意味がない――システム開発事業

「本当に使えるシステム」でなければ意味がない――システム開発事業

2023年4月にシステム開発事業が本格始動しました。配車管理システムや業務管理システムなど、業務効率化を支援する幅広いソリューションを開発。「本当に使えるシステム」をモットーに、イーバリューならではの提案力とサポート力を活かし、お客様に安心してご利用いただけるシステム開発を目指しています。

 

DX推進に立ちはだかる課題を解決

企業のDX化は、業務プロセスやルールを大きく変える場合もあり、費用や時間を要する一大プロジェクトです。しかし、システム導入後に「思ったより操作が難しい」「現場で使われず、業務効率化が進まなかった」という事態に陥ることがあります。

例えば、導入時に期待されていた高性能なシステムでも、現場の業務フローに合わなければ利用されず、結果的に「システムが増えただけで業務が複雑化してしまった」という声も聞かれます。多くの時間とお金を投資したものの、使われなかったり、逆に複雑化してしまったりでは意味がありません。しかし、このような苦い経験をされたことのある企業様は多くいらっしゃるのではないでしょうか?

また、システム開発には専門知識が必要なため、システム会社やエンジニアとのやり取りが負担となり、結果として「とっかかりにくい」と感じる企業様も少なくありません。

イーバリューのシステム開発事業は、こうした課題を解決するため、コンサルティング業務で培った経験とノウハウを最大限に活かし、お客様ごとに最適なシステムを提案しています。導入後も手厚いフォローを行い、システムがしっかり現場で浸透するまで徹底的にサポートします。

 

「本当に使えるシステム」をつくるための3つの取り組み

イーバリューが目指すのは、現場で「本当に使えるシステム」です。その実現のために、次の3つのポイントを重視し、開発とサポートに取り組んでいます。

1. 徹底した“現場主義”

システム開発は「現場を知らずして成功なし」といわれます。イーバリューでは、電話やオンラインミーティングだけではなく、エンジニアが実際にお客様の現場を訪問し、業務の流れや使用しているツールを確認することもあります。例えば、ある物流業界のお客様向けに配車管理システムを開発した際は、実際のオペレーション現場に立ち会い、配車担当者様が日々抱える課題を徹底的にヒアリングしました。その結果、手作業での業務が減り、1日の業務時間が2時間短縮されました。

こうした現場理解に基づくシステム設計により、使い勝手の良さと業務効率化の両立を実現しています。

 

2. お客様の声を聞けるエンジニアが開発

システム開発において、担当営業が窓口となるのは一般的ですが、イーバリューではエンジニアも直接お客様と対話することを大事にしています。これにより「お客様の声を直接聞けないことでシステムの仕様がズレてしまう」という事態を防ぎます。

ITの専門用語なども、分かりやすい言葉に置き換えながら説明し、システムの仕様や導入後のイメージを共有。そうすることで、お客様の不安を払拭します。また、開発過程でもお互いの認識に齟齬がないか確認しながら進めます。

3. チームで動く

お客様ごとにプロジェクトチームを編成し、担当営業と各専門分野のシステムエンジニアなどが連携して進行します。

一般的によくあるのは、部門間での利害関係によって壁ができ、適切な情報共有ができず、本来の目的とは違うものが完成してしまうことです。イーバリューでは、このチーム体制により、迅速な情報共有とスムーズな意思決定が可能となり、お客様に合わせた対応がスピーディーに行えます。複雑な要件のプロジェクトや思わぬトラブルにも、対応スピードを落とすことなく進行できます。

 

問題の本質を、システムで解決する

世の中には多様なシステムが存在し、AIやIoTを活用した先進技術も次々に登場しています。しかし、それらのシステムが必ずしもすべての企業に適しているわけではありません。

「導入したシステムのこの部分が、うちの業務手順にどうも合わない…」「もっとシンプルな機能だけで十分なのに、高機能すぎて管理が大変」

イーバリューのシステム開発事業は、お客様のこのような声に応えていく存在でありたいと考えています。

システムは、あくまで課題解決のツールの一つです。潜在的なものも含め、お客様がどのような課題を抱えているのか、しっかりとコミュニケーションをとりながら見極め、それに合ったシステムを提供することが必要です。だからこそ、私たちは先述した「現場主義」「声を聞くエンジニア」「チームで動く」を大事にしています。「使いやすさ」と「現場での定着」を最優先に考え、お客様の課題に寄り添いながら、真に価値あるソリューションを提供します。

 

開発システムの紹介

・クラウド型の業務自動化サービス「スマロボDX」

クラウド型業務自動化サービスとして提供しているスマロボDXは、RPAとは異なり、専任担当者や専門知識が不要。業務内容に合わせてカスタマイズされた自動化プログラムで、お客様の業務負担を軽減します。

・オリジナル配車管理システム

お客様独自の業務フローに対応した配車管理システムを開発。効率的な運行計画と業務の円滑な進行を支援。現場の負担を軽減し、業務全体の生産性向上を実現します。

・社内データベース管理システム

膨大な社内情報を整理・分析し、簡単に検索・共有できる高機能データベースを開発。特定の情報を探したり社内共有したりする際の手間を削減し、業務効率化と正確な情報管理を支援します。

・契約情報管理システム

顧客の契約情報を一元管理し、各部署が柔軟にアクセス可能なシステムを開発。業務全体の効率化と迅速な意思決定をサポートします。

 

 

お客様事例

ケース1:独自ルールを変えず、複雑な配車管理をシステム化

【お客様の課題】

上層部からは DX推進を言われるも、現場ではなかなか着手できずにいました。システム化が難しい一番の理由は、数多くの独自ルールの存在。ある工程に何パターンもの組み合わせがあり、配車業務は“職人技”と化していました。以前、別のシステム会社から提案されたものは、複雑な機能が多く、使いこなせるイメージが湧かず断念…。その後インストール型システムを使ってはいたものの、パソコンが変えられないうえに使わない機能もあり、理想的とするDX推進は難航していました。

 

【イーバリューからの提案】

配車管理で使用しているExcelファイル等を送っていただき、現状のやり方を徹底的に把握。ご担当者様が「とにかくパズルのように複雑」と話すそれらの工程を開発チームで分解・ルール化することで、組み合わせをパターン化することができました。作業手順自体は変えず、まずは手間のかかる手作業部分をシステム化。また、問題だった“職人技”部分も丁寧にヒアリング・解析することでルール化を実現。「スタッフ1名が毎日、配車管理に費やす時間を無くすレベルのシステム」を到達目標に見据えて開発しました。オンライン会議を重ね、現場の方たちの「ここが手間」「これができたら良い」を、一つひとつすり合わせ、現状把握をした後は、デモシステムを開発し、実際に使っていただきながら、イメージや操作感の調整を行いました。

 

ケース2:無料アプリでは痒いところに手が届かない。オリジナルシステムで業務効率化

【お客様の課題】

某無料スケジュール管理アプリを利用して、配車管理を行っていました。細かな業務指示や配車管理は、既製のスケジュール管理アプリでは当然対応できず、致し方なく利用を続けていました。しかし、今後の増車や事業展開を見据え、限界を感じていました。

 

【イーバリューからの提案】

スイッチすることによる現場の抵抗感をなくすために、デザインや基本機能を現在使用しているアプリに近づけるようにしました。そこに必要な機能を追加させる形でシステムを開発し、さらに今後の事業展開や望ましい運用方法を踏まえ、備えておくと便利な機能も搭載。開発中の段階で「早く使いたい」という声が上がるほどで、現場へもスムーズにシステムの導入がされました。納品後のフォローアップミーティングで使用感を確認し、追加の改修も行いました。導入後は、定期的なメンテナンス等を通して、必要なシステム改善を行っています。

 

お客様の声と課題に真摯に向き合う

私たちイーバリューは、これからもお客様の現場に寄り添い、共に課題解決に取り組んでまいります。システムは単なるツールではなく、現場の悩みや業務負担を軽減し、働きやすい環境と持続的な改善を実現するための手段であると考えています。
お客様一人ひとりの声に耳を傾け、ヒアリングから設計・開発・導入・運用サポートまで、一貫して寄り添いながら、現場への定着と効果の最大化を目指します。
今後も、変化するビジネス環境や技術進化に柔軟に対応し、最適なシステムを提供していきます。

 

 

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