多岐にわたる事業を展開するイーバリュー。環境コンサルティング、法令サポート、デジタル教育コンテンツ、システム開発など、その活動領域は広がり続けています。しかし、その出発点は、環境分野に特化した小さな一歩からでした。今回は、各事業がどのように誕生し、そこにどのような想いが込められているのかを紐解いていきます。
業界に新たな基準を創る
「MAKE NEW STANDARD. -メイク・ニュー・スタンダード」――これはイーバリューが掲げるスローガンです。お客様の期待に真摯に向き合い、それに応えていくことで世の中に新しい基準を生み出していく。それが、私たちの目指す道です。
サービスを受けるとき、少しでも違和感や不満に思うことがあっても、多くの場合は「これが普通なんだ」「こんなものなんだろう」と諦めてしまいがちです。ですが、イーバリューはその「普通」に疑問を投げかけます。お客様の期待に応えることこそがビジネスの本質――それを信じて、私たちは日々、業界やサービスの基準を引き上げるための挑戦を続けています。
イーバリューの各事業の根底には、この「MAKE NEW STANDARD.」の精神が流れています。私たちはもともと環境コンサルティングからスタートしましたが、お客様からの要望や相談は次第に多岐にわたるようになりました。「研修をもっと気軽に多くの社員に受けさせたい」「新しい取り組みを始めるが、進め方が分からない」など、業界を越えた相談も増えてきました。お客様の期待に応え、世の中の課題を解決するために、私たちは常に新しいサービスを生み出してきました。今の事業の形があるのは、そうした積み重ねの結果です。
「MAKE NEW STANDARD.」への挑戦
<法令サポート事業>
「実務で使える法解釈を」――これが、私たちの法令サポート事業の根幹にあるモットーです。大手メーカーの環境部門には、守るべき法律が多岐にわたり存在します。しかしながら、それらの理解が難しいことが往々にしてあります。そのうえ違反してしまうと、億単位の罰金を科せられる可能性があり、大きなリスクと隣り合わせです。イーバリューは、現場で実際に使える法解釈や情報を提供し、企業のコンプライアンスを支援します。提供しているサービスには、以下の2つがあります。
①法令実務の相談クラウドサービス「ナレッジ・デスク」
②法改正要約サービス「サマリー・デスク」
サービス開始当初は、廃棄物処理法や環境関連法がメインでしたが、これらもお客様からの相談や要望に応えていく中で、対応法規が労働安全衛生法や下請法などにまで広がっています。
「行政には聞くに聞けない」そんな課題を解消したい
「法律の理解には時間と手間がかかる」「専門的なことで気軽に相談できる先がない…」「改正情報を見ても、誰が何をすべきか曖昧で、結局、自社に必要な対応が分からない」これらは多くの企業が抱える課題です。さらに、行政に相談することさえ藪蛇になってしまうことを考えると、なかなか踏み込んだ質問ができないという声もあります。このような課題に対し生まれたのが、この2つのサービスです。
『ナレッジ・デスク』では、お客様専用のクラウドシステム上で、法解釈や実務における疑問を気軽に相談してもらう場をつくりました。そして、その企業特有のケース等の場合には、お客様に代わってイーバリューが問い合わせを代行し、疑問に答えていきます。
『サマリー・デスク』では、法改正情報の提供に加え、誰が何をすべきかを、現場目線で分かりやすく要約してお届けします。
先にも述べましたが、企業のコンプライアンスに関して、世間の注目は年々増しています。私たちは「コンプライアンスはしっかりしたい。でも…!」と本来業務でなかなか時間をとれなかったり、行政への相談で困っていたりするお客様の課題を解決していきたいと考えています。
スタンダードを創るための取り組み
私たちが目指すのは、実務で使える法解釈です。専門用語等の難しい言葉ではなく、分かりやすい言葉を使うこと、そして、机上論ではなく、実務を踏まえた解釈と見解を伝えることを大前提としています。そのうえで、サービスにはクラウドシステムを活用し、お客様がチャットやLINEのように法解釈について気軽に相談できる環境を整えています。行政への問い合わせ代行もしており、より踏み込んで、実務に基づいた解釈でサポートしています。コンプライアンスに欠かせない法解釈だからこそ、お客様が納得し、安心して使えるサービスを目指しています。
<デジタル教育コンテンツ事業>
「興味を引くからこそ、学びが深まる」――これが私たちのデジタル教育コンテンツ事業のコンセプトです。興味が湧けば、自然と自発的に学びが進むものです。そんな学びを実現するデジタル教育コンテンツを提供しています。主なお客様は、大手メーカーの安全・環境部門や工場長などです。サービスとしては、環境・廃掃法に特化した動画教育サービス「Prime College🄬」と、労働安全オリジナルCG動画制作サービス「ゼロ災CG」があります。また、その他のオリジナル動画コンテンツの制作も行っています。
「時間も場所もとれない!でも継続して意識を高めたい」そんな課題を解消したい
「研修をしたいが、時間も場所も確保が難しい」「内容がマンネリ化している。かといって、新たに企画するのは大変」「継続して意識を高めたい」「自社に合った教材が見つからない」など、教育現場での課題は多岐にわたります。特に安全教育では、紙資料や写真だけではリアリティに欠け、現場に即した学びが難しいと感じるというお声もよくいただきます。こうした課題が教育担当者の負担を増やし、効果的な教育の実現を難しくしています。私たちは、実務に即した教育コンテンツやツール等の提供を通して、負担を減らしながら、学習効果を高めるための支援を行います。
スタンダードを創るための取り組み
私たちは、シンプルで直感的に使えるeラーニングシステムを開発し、専門分野に特化した動画コンテンツを配信。1本あたり5分程度の短い動画で、YouTubeの様なテンポ感をもたせ、アニメーションを多用することで、学習へのハードルを下げます。勤務形態が異なることが多く、忙しい現場スタッフでも、各々で継続して学べるよう工夫しています。特に安全教育においては、CGを使って危険な作業をリアルに再現することで、学習効果を最大化。企業によって異なる作業手順は、オリジナル動画コンテンツの制作で解消します。
▲左:環境・廃掃法に特化した動画教育サービス「Prime College🄬」/ 右:労働安全オリジナルCG動画制作サービス「ゼロ災CG」
課題や違和感に真摯に向き合う
イーバリューが現在展開しているサービスや事業は、お客様からの「こんなことできる?」という問いに対して、決して「できません」と言わず、解決策を模索してきた結果です。たとえ携わったことのない領域であったとしても、これまでの知識やノウハウ、ネットワーク等を駆使して、期待に応えるためにできることはないか可能性を追求してきました。また、私たち自身が感じた業界の違和感や課題に対しても真摯に向き合い、それらをサービスとして具現化してきました。
世の中の声に耳を傾けること、そこにビジネスの種があると信じて、これからもイーバリューはお客様の期待に応えていきます。そして、その期待を超えて、新しいスタンダードを創り出していくのです。お客様の想像を超える価値を届けるため、私たちは既存の枠にとらわれず新しい可能性を見出し続けます。未知の領域への挑戦を恐れず、社会が抱える課題を共に解決し、より良い未来へと導くためのパートナーでありたいと考えています。
本記事で紹介したサービス
記事内で紹介したサービスについて、詳しくはこちらからご確認いただけます。資料請求・ご相談など承っております。お気軽にお問い合わせください。