学生団体TRing×イーバリュー。
真っ当な“ハタラク”を広げていく

イーバリューのオフィスには毎日のように学生が出入りしています。会議室でミーティングをしたり、ときには社員と一緒に仕事をしたりしています。世間一般の企業では、なかなか見られない光景ではないでしょうか?彼・彼女たちは、イーバリューが運営・支援する学生団体「TRing(トリング)」に所属する現役大学生です。今回はTRingの発足や活動、そしてイーバリューが掲げるビジョンへの想いをご紹介します。

TRing(トリング)とは

発足した背景

TRingはイーバリューが運営・支援をする学生団体として2020年に発足しました。当時、人材サービス事業を展開していく中で、働くことに前向きであったり、やりがいをもって仕事をしたいと考え就職活動をしたりする学生との出会いが何度かありました。世間では、働くことや仕事にネガティブなイメージを持つことが多いですが、彼らはそこに不安や違和感を持っていました。そんな彼らに“仕事のやりがい”を伝えられる場をつくるのはどうかと考えたのが始まりです。

また、人材サービスという事業を行ううえで、学生とのつながりや市場調査といった私たちのビジネス的なニーズも相まって、団体立上げのプロジェクトが動き出しました。

TRingの理念と取り組み

「世の中を、真っ当な“ハタラク”で満たす。」というビジョンを掲げ、世間が抱く「働くこと」へのイメージを本気で変えたいと考え活動しています。名前の由来は、T:トリガー(成長のきっかけをつくる)、Ring:リング(輪を広げる、つながる)という意味を込めています。この「TRing」という名前を始め、ビジョンやどんな活動をしていくのかを学生たちが自分たちで決めています。

メンバーは大学2~3年生を中心に募集し、イーバリューの社員も入って選考を行い、加入できる仕組みです。活動は、自分たちだけでなく、世の中の学生にとっても働くことに真摯に向き合うためのきっかけになるようなものを第一に、就活イベント等の企画・運営をしたりしています。今後は“ハタラク”をテーマにした動画コンテンツやコラム記事等のメディアを集めたポータルサイトの運営やSNSマーケティングといったことにも力を入れていきます。

また、コロナ禍の現在にいたっては、部活やサークル、アルバイト等がなかなかできないため、TRingの活動を通して「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」を習得するという役割も担っています。

 

学生×企業である理由

学生団体によくある問題として挙がるのが、運営資金と活動場所の確保です。いろいろな活動をしたいと思っても、やはりそこにはお金がかかります。また、安定的に活動できる場所や設備機器を揃えるのも大変です。イーバリューが運営をサポートするのは、この2つの問題を解消するためです。資金面をサポートすることで、活動の選択肢が増え、学生もより自由な発想や取り組みができます。イベントチケットの販売の強要など、一般的によくあるノルマを課すことはありません。また、オフィスを活動の場として提供することで、場所を探す必要はなく、活動そのものに集中することができます。

現在は、人材サービス事業の一端を担っており、学生と社員がコミュニケーションを取りながら仕事を進めています。社会人とやり取りをし、リアルの仕事に携わることで、やりがいや大変さなどを体験できる場となっています。また、イーバリューとしては、新規事業などにおいて新しい発想を得たり、学生視点の意見を聞けたりする点がメリットとなっています。

他の学生団体とは違うTRingの魅力

【長澤 友也 愛知学院大学】

₋部活とは違う、大学で熱中するものをやりたい

高校までずっと野球をやっていて、大学ではバイトをして友人と遊ぶ生活をする、いかにもな大学生でした。それはそれで楽しいけど、大学でも熱中できるものをやりたいと思い始めて。その時に、部活や遊びとは違う、ビジネス的なところで同世代と何かするのがいいなと考えていました。

₋自分たちで「どうするか?」を考えることができる

今まで経験したことのある他のインターンでは、極端にいうとアルバイトみたいなものもありました。一方、TRingの場合は、自由度が高い状態でやらしてもらっているので、自分たちで「こうしよう、ああしよう」と出やすいのが大きな違いだと実感しています。

ヒントみたいなものはもらって、そのうえで自分たちがどうするのか考えて決められることは、結構いいなと思っています。

₋ビジネスにもっと踏み込んでいきたい

仕事の中身をもっと知りたいと思っています。イベント一つするにも、結局、どれだけのお金がかかって、それを回収するには何をどれだけする必要があるのかとか、そこまで把握できるようになりたいです。費用対効果やビジネス感覚を身につけられたら、もっと面白いなと思います。他の学生団体ではなくて、TRingで活動する意味があると僕は思っています。

 

【神谷 梨沙 愛知県立大学】

₋TRingの活動自体が誇りに思えるものになった

自分の強みを作りたいという目標が、活動を通して達成できたのを実感しています。周りの意見を聞いて、それを吸収して、違う場面でアウトプットできるようになって。吉田さん(イーバリュー社員)からも変わったねと言っていただけるようになりました。就活で聞かれる「学生時代に頑張ったこと」では、絶対にTRingの活動を答えます。私の代名詞になっています。

₋ゼロから創っていくことがホントに楽しい!

今やっている学生向けの新規事業の立案がすごく楽しいです。全く何も無いところから 事業をつくるというクリエイトの“創造”がホントに楽しくて。ゼロからなので難しいところもあるんですけど、その分、思い入れもあって頑張ろうってなります。「やりがい」っていう言葉では足りないくらいです。

₋就活で不安や悩みを抱える学生を助けたい

今後、もっとTRingの認知度を広めていきたいです。私たちの理念に「成長の輪を広げる」というのがあって、この理念でいろいろな学生を助けたいと思っています。そのためにも認知度を広めて、イベントとかにもっと来てもらえるようにしたいですね。

私がTRingに入った頃、ちょうどコロナが流行りだしたんです。世の中でリストラや新卒採用が中断されたりするのを見て、私自身すごく焦ったし、他の学生も同じように不安になっていて。その経験があるから、同じ立場の学生の不安や悩みを解決したいと思っています。

 

【TRing 運営・支援責任者 吉田 圭佑】

₋彼・彼女たちが就職先で「レベルが高い」と言われるのが今から楽しみ

日々、TRingの活動を見たり、メンバーの一人ひとりと関わったりする中で思うことは、本当に意識の高い学生たちが集まっているということです。偏見かもしれませんが、部活やサークル活動をしていないにも関わらず、しっかりしているなと。自分の考えをしっかり持って、それをアウトプットできたり、目標達成や成長のために努力できたり、コミュニケーション能力も高かったりと、自分が学生の頃を思い返すと恥ずかしいですね。

彼らは、学校や学年、学部、年齢等が異なるメンバーで集まって活動していることに加え、イーバリューの社員と一緒に仕事もするので、良い意味で揉まれて、積極性やコミュニケーション能力が目に見えて高くなっています。新規事業などにも関わるため、ビジネス感が強いのも特徴だと思います。TRingの運営責任者としては、彼・彼女たちが就職した先で「レベルが高い」と言われることが今から楽しみです。

 

具体的な活動内容

就活生や大学1~2年生向けなど、様々なイベントを企画し、開催・運営しています。集客のためのHP制作やSNS広告の作成等も行っています。入った当初はこれらに関するマーケティング知識や作成スキルはありませんでしたが、先輩や社員から指導を受けて力をつけていきました。最近では、就活支援アプリの開発に伴い、学生ならではの意見やアイデアを出すといったことも行っています。

例えば、以下のような活動を行います。

<新規ビジネス提案発表会>

5つのチームに分かれて、イーバリューから出されたお題に関する新規ビジネスを提案。

プレゼン資料を作成し、各チームが発表する。

社員からアドバイスを受けながら、マーケティングのフレームワーク等を活用して、競合分析やポジショニングマップなどを考察する。

発表後は、TRingのメンバーと社員から質問やフィードバックを受ける。

新規ビジネスとして可能性を感じられるものは、プロジェクト化していく。

 

<イベント企画 グループディスカッション講座>

『深堀対策×人事目線!本選考突破のための面接練習イベント』を開催。

23卒を対象に、コロナ禍の面接試験を突破する力をつけ、人事の視点も知れる面接対策講座をオンラインイベントとして開催する。

コロナにより面接練習をする場が少なく困っている学生の声をもとに企画。

自分たちでイベント案内サイトを作成し、SNS広告を出すなどの集客も行う。

イベントで使用するスライド資料や進行スケジュールの準備はもちろん、当日の司会進行など、企画から集客、運営までをTRingのメンバーが中心となって行う。

今後の展望

「世の中を、真っ当な“ハタラク”で満たす。」というビジョンの実現とともに、東海圏を代表する学生団体になることを目指しています。「就活前にTRingで活動したい」「TRingのSNSは必ずチェックする」、そう思われるような存在が理想です。

イーバリューとしては、TRingを卒業した学生たちが、各々の社会人生活で「真っ当なハタラク」「仕事にやりがいを感じたい」という考えを広め、それに共感する社会人が世の中に溢れていくことを願っています。TRing発足の根本には、イーバリューの「働き方」「生き方」への考えがあります。それは、前向きで意志のある働き方は、喜びや感動、絆など価値を生み、それが自分自身の誇りとなり、社会を動かすパワーにもなるということ。この考えに共感する学生を支援することにより、私たちが掲げるビジョンである「誇りで社会を、満たす。」を広げていくことになると信じています。

 

 

 

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