イーバリューの採用担当6年目。今や会社の顔として、自社を発信する役割を担い、イーバリューを体現している渡山 夏代。「昔は挑戦できない人だった。イーバリューに出会ったからこそ、今の私がある。」と語る彼女のこれまでに迫ります。
採用担当6年目。私の判断で自社の採用が動いていく
現在の業務としては、自社の採用担当とエシカルメディアの執筆を行っています。
採用担当を任せていただいて、今年で6年目。具体的な業務としては、二次選考以降の面接官や、学生との面談、採用をどのようにしていくかといったマネジメントを行っています。後輩ものびのび育っており、だんだん私自身が学生の前に出る機会は少なくなってきましたね。
一方、マネジメントとして任せていただいている範囲は広くなってきていて、説明会で話す内容や、ナビサイトに掲載する内容等も社長ではなく、私で決めています。採用担当として、社長とご一緒することが多かったからこそ、会社の基準が浸透して私一人でも判断できるようになっていきましたね。
「伝えることが楽しい!」素質を見込まれ、採用担当に
採用担当になったきっかけは、ちょうど2年目の夏。それ以前は、新卒採用を一旦ストップしていたのですが「今年は新卒採用やるぞ!」と採用プロジェクトが立ち上がり、そのメンバーに私も選んでいただきました。当時は、若手社員だったので学生に近い視点の意見が欲しいと思って選んでいただいたのかな?くらいに思っていました。
ある時、プロジェクトの施策の一つで、大阪の採用イベントに参加する機会があったんです。社長と私で役割分担をして、ばっちりプレゼンの準備をして挑みました。うちは、大手企業とは違いネームバリューがあるわけではないので、学生は私たちを見るなり「よく知らない企業が出てきたな…。」と最初はつまらなそうにしているんです。でも、私たちが説明し始めると、少しずつみんなの目が輝き出して、興味をもって聞いてくれるようになるんです。そんな風に、伝える相手に自分の言葉が響いているなと実感する瞬間が面白かったですね!
その頃から、社長に「採用、向いているんじゃない?」というお話をいただくようになりました。ある時、名古屋で開催するマッチングイベントに、一緒に参加させていただく機会があったのですが、社長の都合が合わない日程があったんです。そこで「じゃあ、渡山一人で行ってきたら?」とお伝えいただきました。今まで社長と一緒だったので、急に一人になると思うと最初は躊躇しました。そこで、社長から「行かなくてもいいけど、もし渡山が行って話をしたら、一人でもイーバリューを受けたいと思う学生がいるかもしれない。行かなかったら最初からゼロだけど、行った結果がダメでゼロだったとしても、同じ結果なんだから失敗はないんじゃないの?」とお伝えいただきました。「確かにそうだな。」と思って一人でいざ挑んでみると、これまでと同じくらいの学生がイーバリューの選考に進んでくれたんです!
それからは徐々に独り立ちをして、採用担当としての道をさらに進んでいきましたね。
ただ、こんな話をすると、何事にも飛び込んですごく挑戦している人のように見えるかもしれないのですが、元々はあまりチャレンジをしないタイプでした。例えば、志望大学を目指して受験を頑張る、厳しい部活に入って練習を頑張るみたいなこととも無縁で、自分自身に期待はしていませんでした。
ですが、社会人になって、社長をはじめ周りの先輩方にのびのび育てていただいたことで、少しずつチャレンジできるようになっていきましたね。この人たちの前でなら失敗しても大丈夫だろうと思えたからかもしれないです。
自分の投げかけから、組織づくりの計画が始動
採用担当以外にも色々な業務を任せてもらって、成功した経験も今の私をつくっているなと感じます。
その中の一つで印象深いのが、JBCA(正式名)の立ち上げに関わったことです。
それは、会社の中期経営計画として10プレ計画(2027年までに10人の社長と10の会社をつくる計画)を掲げてから、最初の新人が入った年でした。
「10プレの社長になりたい!」と大手の内定を蹴って、うちに入社してくれた子もいるけど、10プレ計画の話は進んでいない。漠然と「何かしなきゃ…。」と考えていました。そこで、ある時、社長に「社長育成講座をやりませんか?」という話をお伝えしたんです。そしたら社長も「やるか!」と言ってくださって、すぐにJBCAプロジェクトが始動。
自分の投げかけをきっかけとした、会社のビジョン到達に向けた組織づくりに立ち会っていることが、とてもワクワクしました。
先輩として「期待し続ける」ことを本当の意味で知る
後輩との関わりによって、自分と後輩の成長を実感した経験も今の私にとって貴重なものになっていますね。会社の考え方にうまく馴染めていなかった後輩を側で支えながら真剣に向き合うことがあったのですが、紆余曲折を経て彼女は「会社も仕事も楽しい!」と思ってくれるまで変わったんです。
当時、その後輩は「会社で働いている人は好きだし、辞めたくはない。でも、仕事や働き方への考え方に馴染めない…。」と悩んでいる状態でした。私は、会社や働いている人が好きと言っている彼女に対して「なんとかしてあげたい!私がどうにかしなきゃ!」「会社を好きと言っている子が、笑っていられるような会社がいいな。」という想いで正面から向き合ったんです。
一筋縄ではいかずにぶつかることも多くて、お互いに涙を流しながら話し合うこともありました。それでも諦めずに「きっと、この子なら伝え続ければ、いつかは理解し合える」と思って接し続けた結果、現在の彼女はとても楽しそうに会社で働いています。
この一件で、私自身も学んだことがたくさんありました。社内では「期待をかけ続けることは大事」と、よく言われていたのですが、彼女との経験を通して本当の意味で「期待をかけ続ける」ことが腹落ちしたなと思います。
振り返ってみると、最初は私自身も自分に期待をしていなかったのですが、イーバリューに出会って社長や先輩から期待をかけていただいたことで、自分に期待できるようになった結果、たくさんのことに挑戦できるようになっていったなと思います。
そしていつの間にか、そんな私が後輩をはじめ、周りの人に対しても期待をかけることができるようになったと思うと、イーバリューと出会ったことで今の私がありますね。
イーバリュー社員が最高に輝くステージをつくる人になる
私の将来のビジョンは「イーバリュー社員が最高に輝くステージをつくる人。世の中を真っ当な働くで満たす人」です。
その根本には、採用・人事担当として「イーバリューの文化を社員に繋いでいき、さらに社外の人へ発信していきたい!」という想いがあります。実は、昔から「文化」というものが好きなんです。例えば日本文化とか、その人達らしさみたいなものですね。それもあって、今の仕事はすごく楽しいですし、自分に向いているなと思いますね。
私が、色々な経験を通じて、いま楽しく働いているように、社員一人ひとりが働く中でたくさんの経験をしながら、自分の輝ける場所を見つけていく、そんな関わりができたらと思っています。
採用担当として学んだこと、組織づくりに立ち会ったこと、後輩と正面から向き合ったこと、様々な挑戦を経て成功体験もたくさんしてきました。もちろん上手くいくことばかりではなく、リーダーを一任された新規プロジェクトで人生初の挫折をする等、失敗もたくさんしてきました。だからこそ、ただ楽しいだけではなく、苦しさ、悔しさ、達成感、充実感、色々な思いを味わうことができました。それらは、この会社で全力で働いているからこそ経験できたものです。
学生へ「私たちはこんな会社だよ」と発信することが私の使命ではありますが、それだけではなく、イーバリューで働く皆さんに対して、会社をより誇らしく思ってもらえるような関わりがしたいんです。
将来的には、イーバリューが有名になって「え!?あのイーバリューに入ったの?すごい!」って言われたら嬉しいですし、今の若手社員が親になったときに「お父さん、あのイーバリューなの!?すごい!」って言われるくらいになったら嬉しいなと思いますね。もしかしたら「うちは、いい会社だよ」と周りに自慢したいのかもしれないですね。
少し遠い将来になるかもしれないですが、私の中でずっと考えているのは組織づくりや、理念浸透についての本を書いて、イーバリューから出版したいなということです。
そして、自社のことを社外の方へ広め、その発信したものをきっかけに、私たちの考え方や価値観を知って、自分の人生に誇りが持てるようになったと思ってもらいたいです。そうであった時、それは私のビジョンが叶う瞬間かもしれません。
プロフィール
2015年にイーバリュー株式会社に入社。入社2年目から現在まで、自社の採用・人事を担い、現在は自社採用のマネジメントとエシカルメディアの執筆を担当。イーバリューの魅力を、より多くの学生に発信するための企画の立案から実行、自社採用のマネジメント、社内の組織づくり等を推進している。
保有資格:産業カウンセラー