誰かが全力で仕事をするための足場をつくる。人の熱意に触れて見つけた使命

環境関連の法令相談窓口やリスクマネジメントシステムのサポートから、経理業務や総務業務なども行う藤田(取材当時 入社9年目)。「社内外問わず、誰かが自分の仕事を真っ当にできる状態をつくるのが私にとっての真っ当」と語る彼女ですが、自分なりの“真っ当”の定義にたどり着くまでにどんな経験があったのか? また、そこにある想いについて話を聞きました。

自信のなかった自分
胸を張って輝いている人になりたい

就活では、大学で生物資源を専攻していたため、環境系の会社を見ていました。あとは、本気でお客様を幸せにできる会社がいいなと思っていました。学生時代の自分はあまり自信がなくて、何をしていてもどこか役に立っていないんじゃないかと感じるようなタイプでした。だからこそ、社会人になったら「この人の役に立っている!」と胸を張って言えるプロフェッショナルな人を目指したかったんです。

そのために、会社選びの軸にしていたのは柔軟性。私自身は、規則を大切にしたり、決まったことをきっちり遂行するタイプなんですが、サービスを提供する上で、お客様を幸せにできるのは、規則だけで物事を判断する杓子定規な会社ではなく、お客様の立場になって柔軟に対応できる会社だと考えていました。

目的のために“しんどい決定”ができる会社

印象に残っているのが二次選考のグループディスカッションです。業務でミスをして窮地に追いやられている同僚を助けるかどうか?というお題で、「助ける派」と「助けない派」に分かれてディスカッションをしました。お題の定義や前提を聞いて私は最終的に「助けない派」を選んだんですが、「助ける派」の人たちの中には「助ける」という言葉だけに引っ張られて「助けた方がいいに決まっている」と主張するもいました。その様子が思考を放棄しているようでとても嫌でした。

物事の本質を見ずに、言葉の意味だけで解釈するのは簡単なことですが、それは時に正しいけど“しんどい”と思うような判断を避けることにもなります。これは個人であっても会社であっても同じだと思いました。

お客様を幸せにできる会社は“しんどい決定”ができると思うんです。ディスカッションの中だと「助けない」という選択は、「嫌な奴だと思われるかも」「自分が困っているときに助けてもらえないかも」とも思わせる“しんどい決定”ではあるものの、当時のお題の設定から、私は「助けない」の方が本来目的を達成できて、理にかなっていると思ったんです。かなり極論で理詰めで話していたのを覚えています。

結果は通過。当時の採用担当からもフィードバックをいただいて、選考の時の自分の意見や議論への姿勢が認められ、嬉しかったのを覚えています。

イーバリューの社員が全力で仕事をするための
足場をつくるという使命

その後、無事内定をいただき、入社しました。9年目になり、今の業務は、法解釈のサポートや、相談窓口、お客様に提供するシステムの管理に加えて、経理業務や、細かい部分だと、社内のパソコンの整備、住民税や健康診断の管理なども行っています。特に社内の業務は注目されづらかったり、円滑にやればやるほど気づかれにくかったりしますが、イーバリューの社員が全力で仕事をするための足場をつくるのが自分の使命だと思っています。少し珍しいポジションですが、基盤を支えるという意味では、社内の“インフラ整備”のようなイメージです。絶対にみんなの仕事を止めさせないぞ!という気持ちですね。

今でこそ、使命感をもって取り組んでいますが、最初からそう思えたわけではありませんでした。当初は使命感というより追われているように感じていたり、自分の業務範囲はここまでと線引きをして、それを超えてくる人にイライラしていたこともあったんです。

なぜやってくれないの?
コンサルタントからの依頼の仕方にイライラ…

それが顕著に出ていたのが、当時担当していた契約書の作成業務。コンサルタントから依頼を受けて、その内容を反映させて契約書を作成する業務なんですが、コンサルタントから依頼されたとき、必要な情報に抜けがあることが多くて…。私自身が細かいところまで気になる性分なので、余計に「なんで!?」となるんですよね。単位などの細かな部分なので、今思えば自分からコンサルタントへ確認してもよかったのですが、どうしてもそれが気になって、「なぜ最初から完璧な状態で出してくれないの!?」とイライラしていました。それが原因でコンサルタントの方とぶつかることもありました。

自分の仕事は“作業”なのかも…
義務感に追われる日々

自分の仕事は、法定記載事項を守って書類を作成する契約書作成や、お客様や自社のお金を取り扱う経理など、正確性が求められるものばかり。ミスなくやり切るという使命感はあるものの、「やらねば」という義務感に押しつぶされそうになることもありました。

さらに、問題が起こらなければ淡々と進んでいく業務がほとんどなので、時には「誰がやっても同じでは?」と思ってしまうこともありました。また、仕事は冷静沈着に確実にやるタイプで、一般的に言われる「仕事に情熱を燃やす!」というような感覚は、どちらかと言うと私にはしっくり来ないものと思っていました。

1週間の納期を3日に短縮
コンサルタントの勢いに情熱で答えることができた

そんな中、印象的な出来事がありました。そろそろ帰ろうかと思っているときに、コンサルタントの永野さんから声をかけられ、「1週間で20件の契約書の締結をお願いしたい。」と言われました。それは連日コンサルタントが契約獲得のために奔走していた案件で、イーバリューにとって今後の成長を左右する重要なものでした。そこで、「今からやって3日で終わらせます。」と伝えたんですね。永野さんは「え!?いいの!?」と、少しびっくりした様子でした(笑)私自身も、自分にそこまでの情熱があるんだ!というのは新たな発見でした。

ただ、日々コンサルタントが頑張っている後ろ姿を見ていたので、この人たちがこんなに頑張っているのに、ここでやらなかったら自分はいつやるんだ。私がここで頑張ったらコンサルタントが少しだけ余裕ができるな。と思っていました。何とかやり切って、電話で永野さんに報告しました。その時の「よっしゃ!やったるぞー!」という言葉から、藤田も頑張ってくれたから頑張ろう!というのが伝わってきて、さらに勢いづけることができたような気がして嬉しかったです。

コンサルタントの情熱に影響されて頑張ったことで、「情熱で周りを動かしながら、壁を乗り越えていくことができるんだ」と尊敬の気持ちが強くなりました。また、そんな人たちを「きっちりする」という自分の強みを活かして支える自分自身の役割も認識できました。それからは、最終目的を考えることで柔軟性や心の余裕が生まれ、課題と感じていた“業務の線引き”についても少しずつ改善できるようになりました。

「その人」が真っ当に仕事できるようにする

真っ当さって、その人がやるべきことを迷いなく押し進めていく強さみたいなものだと思うんです。お客様が「自分の会社は大丈夫だろうか」と不安になっている部分を、法令相談窓口のサービスやシステムのサポートで解消したい。社内でも、情熱を持って取り組んでいる人が、全力で仕事ができる状態を作っていきたいんです。そうすれば、その人たちは不安で後ろを振り向くことなく、本来やるべきことに向かって走っていける。

社外でも、社内でも、他の誰かが自分の仕事を真っ当にできる状態をつくるのが私にとっての真っ当です。

プロフィール

福井県立大学生物資源学部を卒業後、イーバリュー株式会社に入社。入社後は、法務業務や、環境法令に関する書類の作成・管理を行う。その経験を活かし、現在は環境コンサルティング事業部で、法令相談窓口やリスクマネジメントシステムのサポートを担当。また、経理業務や総務業務なども行う。

保有資格:水質関係第一種公害防止管理者 第05034761号